太陽光システムの運用にかかる費用

太陽光発電システムは、設置して終わりというわけではありません。

安心して長く使い続けるためには、メンテナンスや部品交換などの定期的な保全が必要になります。

太陽光発電システムは、発電量の維持や安全性の確保のため、3~5年に1度程度の定期点検が推奨されています。業者によっても費用は異なりますが、1回の定期点検で、平均3万5000円程度の費用がかかります。

また、定期点検で製品の不具合や故障が発覚すれば、設備の修理や部品の交換などが必要になる場合もあります。

太陽光発電に必要な初期費用

太陽光発電の導入には、太陽光パネル以外にも、パワーコンディショナーや架台などの設備を組み合わせる必要があり、それらを総称して「太陽光発電システム」と呼びます。

一般的な住宅用のソーラーパネルの容量は、3~5kW。経済産業省のデータによると、住宅に設置する太陽光発電システムの初期費用は計算上で78万3000円~130万5000円となります。

容量が増えることで発電量も高くなりますが、同時に設置費用も高くなっていきます。

1kWあたりの設置費用は年々低下していく傾向がありますが、用途に合わせた適切な容量の太陽光発電システムを導入することが、まずは大切と言えます。

太陽光発電導入はいつになったら元がとれる?

電気料金は、昨年から約25%の激増となっています。財布や家計への打撃も大きく、常に節電生活です。

もちろん、今すぐできる節電も大切ですが、電気代の大幅な値上げによって、「将来的なことを見据える
なら、太陽光パネルを導入してもいいのかも」と考える人も増えたのではないでしょうか。

とはいえ、導入には初期費用がかかり、何年くらいで元が取れるのかも気になるところ。

そこで、太陽光パネル導入は、どれくらいの期間で元を取ることができるのか?